武蔵野の路

武蔵野の路とは、地域の自然、歴史、などにふれながら東京を周回できる散歩道を整備する東京都の事業です。
練馬区でも東京都から委託を受けて、整備を行っています。
練馬区内には、石神井川コース、光が丘・赤塚コース、千川・石神井川コースの3コースがあります。
今回は千川・石神井川コースをご紹介しましょう。

■武蔵関公園(関町北3-45)

区の南西部に位置し武蔵野の面影を残すこの公園は、区立公園のなかでは最も広く、昭和13年に開園した歴史のある公園です。
コナラ・クヌギなどの自然樹林と水に恵まれた環境は、渡り鳥も飛来する野鳥の楽園となっています。

■千川上水(関町2~4丁目)

千川上水は元禄9年(1696年)、本郷、浅草方面への飲料水供給の目的で、玉川上水から分水された江戸上水のひとつです。
江戸市中への引き水廃止後も、灌漑用水として昭和27年ごろまで使われていました。
その後、降雨時の氾濫から、一時暗渠化されましたが、都市化の中で失われる自然を取り戻そうという地域の声の高まりから、平成元年に上流開渠部で清流が復活しました。
川沿いの静かな道は散歩を楽しむには最適です。

■氷川神社(石神井台1-18)

氷川神社は、社伝によると、応永年間(1394年~1428年)にこの地を治めていた豊島氏が武蔵一ノ宮の御分霊を奉斎して石神井城内に創建したといわれています。
文明9年(1477年)石神井城落城後は、石神井郷の総鎮守として付近の村から崇敬されていました。
また境内には数多くの石像物があり、なかでも本殿の左右にある石灯籠は、元禄12年(1699年)豊島氏の子孫である豊島泰盈・泰音によって奉納された由緒あるものです。
毎年初参りや七五三の時期には、境内に多くの人たちが訪れています。

■石神井公園ボート池付近(石神井町5丁目)

石神井公園ボート池は昭和の始めに作られた人工の池で、森に囲まれた三宝寺池とは対照的に広々した明るい感じの池です。
もとは三宝寺池から流れる水を、周辺の水田に引くための水路でした。
その水をせきとめ、人工の池としたものです。
池の東端にはちびっ子釣り場やボート場が設けられ、石神井公園のレジャー施設の中心地として、釣りをする子どもたちや家族づれで終日にぎわいをみせています。

■三宝寺(石神井台1-15)

応永元年(1394年)に下石神井村に創建され、のちに太田道灌が現在の地に移したといわれています。
その後、北条氏、徳川氏からも保護され、江戸時代には近郊に数十の末寺を持っていました。
2度の火災で貴重な器物や古文書を消失しましたが、今でも優れた仏像や板碑などが残されています。
表参道の「守護使不入」の碑は守護の徴税使であっても入れないことを示し、この寺の格式を示しています。
また、境内には徳川家光ゆかりの御成門や勝海舟の屋敷門を移した長屋門があります。